―とんがり―

とんがりな日々

眼鏡かけてるとそわそわする

ここ最近の記事ほとんどゲームのことばっかりじゃないですか!!
こんなにゲームのことばっかり書いても仕方ないだろ!!ベンベン!!


というわけで、たまにはゲーム以外のことでも綴っていこうかなと
ちょっと前の話なので、上手く文章に出来るかはわかりません
拙い文章でもお許しください



今、おれはたい焼き屋でバイトしてます
やはり冬のこの寒い時期はとにかく忙しいです
ちなみにそこのたい焼き屋、最近知ったことなんですが、九州、関西だけでなく
関東の方にもちらほら店舗を構えてるそうです


そんなたい焼き屋でバイトしてたときの話です
あれは今から1,2ヶ月程前のこと
閉店時間に差し掛かってきて、
主任と二人でそろそろお店を閉めようという時間だった


すると、一人のお客様が来店してきた
うちはタッチ式の自動ドアのため、
たまにご年配の方が入るときに開け方が分からず戸惑っていたりすることがある


その人もご老人で、開け方がわからない様子だった
ガラス越しに説明してようやく入店


しかし、既に閉店時間ギリギリでたい焼きもほとんど完売状態に近かった
「(もうほとんどたい焼き残ってないのにな・・・
しかもカスタードのたい焼き一匹だけだし、この人買わずに帰りそう)」


「申し訳ありません。カスタードのたい焼きしか残っていませんがよろしいでしょうか?」

ご老人は何もためらわず
「カスタードのたい焼き一匹ください。」と言った


この瞬間、おれは戦慄した


ご老人がカスタードを買うと言ったことに戦慄したわけじゃない


この人の口調、そして目を合わせた瞬間に訪れた
今まで味わったことのない恐怖


上手く言い表せませんが、今でもはっきりと覚えてます
ゆったりとした口調、そして笑ってるようで目は笑ってなかったあの顔


お会計のときにお金を払ってもらい、
お釣りを渡したときの笑顔で「ありがとう。」
普段ならここでお礼言うなんて変な人だなで終わるけど
このときはもはや恐怖でしかなかった
とにかくもう目を合わせたらやばいと思っていた


それからたい焼きを渡して、また「ありがとう。」
早く帰ってくれ・・・
このときおれはなぜか泣きそうになっていた


そして閉店時間はきた
閉店するとき、外に出てる旗を店内に戻し入れる作業をするために外に出る
外に出ると、さっきの老人がちょうど車に乗り込んでいたとこだった


さっさと旗を入れてしまおうと旗を取りに行ってると、
どこからともなくラジオ放送(?)が爆音で流れ出した
なぜ?マークが付いているのかと言うと、NHKのラジオでありそうな放送で
あまり聴き馴染みのない放送だったからです
感覚的には戦後とかあの辺の昔のラジオ放送に近かったような気がします。


その爆音の正体は、老人の車からだった


「なんだよ・・・この放送・・・しかも音量でかすぎるだろ・・・」
どれくらい爆音かっていうと、
よくいる車から音楽を垂れ流してる連中よりうるさいレベルです
選挙カーっていうくらいの音量


本当にもう嫌だった
どこまで戦慄させたら気が済むんだこの人は・・・


しかも老人が乗った車はどっかで事故でも起こすんじゃないかっていうくらい
荒々しい運転で去っていきました
老人は最後の最後までおれを戦慄させた


あまりの出来事に少し呆けていたら主任が
「さっきの人、変な人だったねぇ。あんなにうるさくしてww」

「そうっすねぇ・・・」

いやそうじゃないだろ、他にもおかしいとこあっただろ・・・
相手したのはおれだったけどさ・・・



と、まあ一番怖いのは人間でしたという話でした