―とんがり―

とんがりな日々

幼き頃の感性

小さい頃って発想が豊かというか
大人じゃ到底思いつかない、考え付かないようなことを行動に移せたりしますよね



そんなおれの小さい頃は、よくあるごっこ遊びの他に人形とかを使って遊んでました
人形というよりぬいぐるみが多かったのでそれを使って遊ぶことが多かったです
そのぬいぐるみというのが普通のモノで、主にクマばっかり
他にはディズニー系のハチミツ好きのクマとか小さいブタとか飛び跳ねるトラとか
プーさんシリーズのが多くて、後はポケモンのが大半という構成でした
ぬいぐるみに構成っていうのもおかしな話ではありますが、それはこれから分かります


そのクマのぬいぐるみ・・・実は大きさ的にも人形に近いんですが、
ここは分かりやすくぬいぐるみにしておきます
いろんな色をしたがあって、水色だったり、青色だったり、黄色だったり、茶色だったり、紫色だったりと本当にいろんなクマがいました
そこで、プーさんとか元々名前があるやつならいいんですが、
このクマ達は名前が無くてですね、おれと弟で名前を付けることにしたんです
(ここで名前を付けたのはクマだけでなく他のにも付けました)


手始めに、水色のクマの名前を何にしたかと言うと「イルカ」です
あの海の生き物の海豚です。あれからとりました
歌手のイルカではありません
なぜイルカと付けたのか、今考えても謎ですね
多分、水色→水→海→イルカにしよう
この流れでつけたんじゃないかなと
当時4,5歳だったおれはやることが違う
ちなみにこのイルカ、数年の時を経て改名されるという出来事も起こりました
その時改名されて新しくなった名前が「イルスタ」
今思えば面白いもんです、「イルカ」要素は残しておこうと考えたんでしょう


あとのは割と単純に命名されました
黄色のは「キグマ」だったり、茶色の犬は「イヌ」だったり、
青色は「クマチビ」だったり、灰色の鼠は「ネズミ」だったり
所詮は4,5歳、こんなもんですよ
名前というか生き物の名称そのまんまなやつもいましたが


そして、名前を付けたら遊びに入っていくわけですよ
さすがに15年くらい前の内容は覚えてませんが、
小学生の頃はこのぬいぐるみ達を使って、
トイストーリーでアンディーがやってたようなことをやってました
ちょうどこの頃1とか2が公開されたり、ビデオで見た覚えがありましたからね


設定は若干覚えてます
厨ニ要素が含まれてきますが、さすがに中二ではやってませんから!


大体はイルカを中心にしてました
主人公的なポジションにしていて、クマ系統のやつは家族だったり、兄弟にして…


ここまではまだ良いとして
だんだんヒートアップしていくんですよね
やっぱり小さい頃って当時見ていたアニメとか戦隊モノに影響されるもんだから
ありがちな主人公達が悪を打ちのめすストーリーに展開されていくわけです
そうなってくるともうカオスですよ
イルカ達がポケモン使って強いやつとバトルしていったり、
デジモンが流行ってた頃はイルカ達がデジモンに変身するなんてことも
これは仮面ライダーの要素も含まれてますね
王道ファンタジーっぽく剣(仮面ライダーが持ってた)を携えて冒険していったり
戦隊モノっぽくクマ達でユニットを組んで冒険や戦いをしたりと・・・


とにかく発想力に満ち溢れた世界を展開させてた覚えがあります
監督、脚本全部自分自身でやりますから楽しかったですし、面白かったですよ
まあ弟とやってたので時には食い違いでケンカすることも多々ありましたけども


こうして改めて振り返ってみると、
小さい頃って良い意味でイカレてるなぁ
発想力が違う。
そのことに全力で取り組んで、飽きたらやめるという身勝手さ
自由奔放。それもまたこの頃の特権なのかもしれないですね


ホント、今日は大作やるぞ!と意気込んでも
1時間もしたら飽きてゲームなんてこともザラだった


そういえば、当時、おれらは一つの作品として制作し、遊んでたような気がします
例に挙げたように、ポケモンだったらポケモン関連のストーリーを一作。
映像化する媒体がないけど、二度と同じような作品は作れないものを一作、手がける



ひょっとすると、小さい頃のおれは今とは比べ物にならないくらい
クリエイティブでアグレッシブだったのかもしれませんね